カラスは、日中に行動をして夜には集団で寝床へ帰り眠ると言う習性がある事から、夜行性の生き物のような夜に活動をすることはありません。
しかし、時には夜鳴くこともあるようです。
カラスの繁殖期の行動について
カラスは、3月~7月頃までの間が繁殖時期になりますが、縄張りを持ちつがいで行動し仲良く羽づくろいをしたりします。
これは「相互羽づくろい」と言って求愛行動の1つで、この他にはオスがメスに食べ物を与えるような「求愛給餌」のような行動も見られます。
また、繁殖期に入ると縄張り内の古巣のチェックや新しい巣作りの行動が見られ、3月に巣作りを始め4月には産卵をし、5月には卵が孵りそれから約1ヵ月でヒナは巣立ちを始めます。
巣立ちしてもその後は家族で暮らし6月~8月までの間、子供は親から餌をもらって生きる術を学びます。
またその間、縄張り強行動も見られガードも強化され若いカラスの侵入を許しません。
要するに独り立ちするまで集団で子孫を守ると言うような行動をします。
カラスの繁殖期と夜の関係について
カラスは夜行性ではない為、夜は活動せずに静かに休んでいる事が普通ですが、時として夜に集団で鳴くこともあります。
夜、カラスが集団で鳴いていれば誰でも味不気味な感じも受けますが、これにはしっかりした意味があります。
繁殖期に入り子育てをしているときはヒナを守る為、興奮状態にありチョッとしたことにも反応する為、神経が過敏になっています。
巣に近づく他の動物や人間がいた場合、威嚇する為に鳴くことが考えられます。
このような時は、あまり刺激をしないように近づかない事が良いようです。
また、その他に鳴く理由としては、夜中に獲物を捕まえて群がって鳴く場合などや、カラスの鳴き声によく似ていると言われる「ゴイサギ」が鳴いている場合も考えられます。
「ゴイサギ」は別名を夜ガラスと呼ばれ夜中に鳴く鳥です。
特に集団で鳴いていたらカラスが夜に鳴いていると間違えてしまうほどです。
まとめ
動物の子育てを見ていて感じる事は、子孫を残す事や強く育てると言う事に一生のすべてを注ぎ込むのだと言う事を考えさせられます。
特にカラスのように集団で子供を守る姿には人間の子育てとも重なるところもあり、今までのカラスに対する考え方が少し変わりそうです。
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