韓国の大都市ソウル市内でカラスを見かけた人はいますか。
おそらく多くの人が見たことがないと思います。
いったい韓国でカラスを見かけない(一部を除く)のはなぜなのでしょう、その謎に今回は迫っていきたいと思います。
韓国でカラスを見かけないのは?
カラスで悩まされることの多い日本人からしたら、実にうらやましい話です。
それでは、なぜ韓国ではカラスを見かけることが少ないのでしょうか。
いくつか説があるようですが、代表的な事例を取り上げて紹介していきたいと思います。
オリンピック開催に合わせて駆逐された説
日本ではヤタガラスといって、神様を道案内した高貴な存在として描かれていることもあります。
しかし、一方では、カラスが集まると不吉なことが起こると言われることもあります。
韓国では日本以上にカラスは不吉な鳥とみなされていたことから、華やかなオリンピックにふさわしくありません。
それは済州島から広まったある説話が関連していると言われています。
人間の寿命が書かれた紙を紛失してしまい、適当に伝えてしまったから寿命が縮まったと言われています。
それでカラスは縁起の悪いとみなされており、開催前にいっせいに処分されたという説です。
縄張り争いに負けた説
カササギというカラスの一種との争いに負けたという説です。
韓国では、この鳥をカチと呼ぶそうです。
カラスとは見た目がまったく異なり、白い毛を蓄えている部分が多く見られます。
また、集団で生活をするようなことはなく、夫婦ペアで暮らすのが基本です。
夫婦ペアで暮らすカササギがグループで生活を営むカラスに対抗できるような気がしません。
日本に住んでいるカササギは、カラスに襲われているという話を聞きますから、この説はあまり有効とは言えません。
まとめ
韓国でカラスを見かけない理由は諸説ありますが、はっきりと断定できるようなものはありません。
そして韓国国内の特定のある地域だけには、カラスがたくさん集まっているそうです。
その場所こそ蔚山(ウルサン)であり、新羅時代に大切にされていた都に近い場所です。
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