ごみの収集日になると、ゴミ置き場に居座ってなかなか離れようとしないカラスをよく見かけます。
私たち人間にとっては、あまり良いイメージの薄いカラスですが、カラスにも苦手な鳥がいます。
カラスの天敵とは、いったいどんな存在なのでしょうか。
カラスの天敵について
ゴミ置き場では我が物顔のカラスも、食物連鎖の頂点に君臨する存在ではありません。
そんなカラスを震えあがらせる天敵の正体について探っていきたいと思います。
天敵の正体とは?
翼を広げた大きさは優に100㎝を超える「オオタカ」がカラスの天敵です。
オスよりもメスの個体が少し大きいです。
成鳥の体色はグレーがかった黒色、頭の後ろに白い斑点が出ることがよく見られます。
日本各地に存在しており、平地や山地など住む場所を選ばず、空中で獲物を捕まえてしまいます。
それを可能にしているのが、何と言っても狩りのうまさです。
驚くことに飛行速度は、水平状態でも時速80㎞、獲物を見つけると時速130㎞で降りてきます。
ですから、狙われた鳥たちはひとたまりもありません。
日本では古来よりタカを使って狩りが行われてきました。
その鳴き声は?
カラスのような野太く低い声ではなく、透き通るような鳴き声をしています。
たとえるなら、仔犬が飼い主に対して甘えた時に出すような鳴き声です。
「キャッ、キャッ、キャッ、キャッ・・・キャッ、キャッ、キャッ、キャッ」というかなり高い音を出して鳴きます。
上に挙げたように音として表記するとサルのそれに似ていますが、実際はもっと澄んだ心地の良い鳴き声です。
カラスなどの害鳥対策に、この鳴き声を活用した商品も販売されているくらいです。
鳴き声だけでも効果があるとは、その存在感たるや圧倒的です。
まとめ
害鳥として、ずる賢い存在として認識されているカラスにも天敵が存在しています。
それは大空を悠々と自由自在に飛び回るオオタカです。
オオタカは最高時速130㎞にも達し、空中で獲物を捕まえますから、カラスも逃げ場はありません。
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