カラスとハト。
どちらも私たち人間においては、身近に生息している野生の鳥類です。
普段は気に留めて見る事もないですよね?
しかしこのカラスとハト、どうやら捕食関係にあるようなのです。
少し掘り下げて見ていきたいと思います。
カラスがハトを襲う?
雑食性といわれるカラス。
とにかくあらゆるものを食べます。
種子、稲のモミ、昆虫類、両生類、爬虫類、小さめの哺乳類、魚類、果実、生ごみ。
他の鳥類の雛や卵も食べることがあります。
そして自分より小さめの鳥は捕らえて食べることも度々あるようです。
スズメやツバメ、ハトなどが挙げられます。
ハトにとってカラスは天敵。
本来ならばフクロウやワシ、タカなどの肉食の鳥類からも狙われるハト。
しかし、住宅地ではこのような大型の鳥類は見かけませんよね。
ですから必然的にハトが警戒する天敵はカラスになるのです。
ハトの餌にカラスが寄ってくることもありますが、まさかハトそのものまで食べてしまうとは驚きですね。
私たちの生活において、この両者は時おり頭を悩ませる存在。
カラスはゴミを荒らし、繁殖期の時は気性が荒いので威嚇してくることがあります。
またハトはカラスのような威嚇・攻撃などはないにしても、集団で行動されると大量の糞に悩まされたり、ベランダなどに長く居座られると洗濯物も干すことが出来ません。
ハトは安全な場所だとねぐらとして住み着くようになります。
住人においては本当に迷惑な話です。
カラスほど頭も良くないので、追い払ってもしばらくすると戻ってくるんです。
公園で餌を拾って食べるハトを見ると、穏やかで和むのですが住み着かれるのは別問題。
そんな時、意外な救世主がカラスなんです。
お腹をすかせたカラスたちが飛んできてハトを襲うので、ハトにとってその場所はもう危険地帯。
カラスから逃げることが出来ても、さすがにまたその場所には戻ってくることはないはずです。
カラスの賢さはハトも承知しているはずですからね。
カラスもたまには役に立つ!
ハト被害で困っている方にしかわからないお話ですが。
まとめ
カラスもハトも共存していくことが望ましいのでしょうが、人間においてはもうちょっと距離を置いてほしい存在です。
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