一年中、どこででもカラスに会いますよね。
朝早くから餌を探しにゴミ袋を破っていたり、明るいうちも活発に飛んでいたり、鳴いていたりします。
常に身近にいるカラスですが、春夏秋冬、彼らの生態は同じなのでしょうか?
特に寒い冬は平気なのでしょうか?
カラスの冬の過ごし方以外にも、彼らがどこで寝ているのだろうと不思議に思ったことはありませんか?
日が明るいうちはどこにでも出没するカラスは、夜にはどこに行って寝ているのでしょうか?
今回は、カラスの冬の生態や、カラスのねぐらについて調べていきたいと思います。
カラスの冬の生態
カラスは春から夏に産卵のシーズンに入ります。
そして、夏は巣立ちの準備の季節、秋にはひな鳥が飛べるようになり完全な巣立ちの時期を迎えます。
ひな鳥が成長して巣立ちを始める秋から冬の寒くなってくる季節は、集団で生活をします。
明るいうちは個別に行動していますが、暗くなると集団となって「ねぐら」へ帰っていきます。
冬が終わる頃には、パートナーを見つけ、産卵準備のため集団生活からそれぞれの巣作りへと移行していきます。
冬にだけ集団でねぐらを作って寝るのは、寒さをしのぐ行動ではないかと言われています。
一般的にカラスは寒さには大変強いとされています。
雪の積もる寒い地域にもたくさんのカラスが生息していますので、ある程度の寒さには耐えることはできるようです。
しかし、いくら寒さに耐え得るとはいっても、寒いことには違いありません。
そこでカラスは、辛い冬をなるべく快適に過ごすため、冬の間だけ集団でねぐらを作ろうと考えたようです。
ねぐらはどこ?
では、カラスの冬のねぐらはどこにあるのでしょうか。
カラスの住む地域にもよりますが、年中、葉が生い茂っているような針葉樹や広葉樹、森、竹林に覆われているような丘などにねぐらを作っています。
カラスがねぐらに帰る光景は秋から冬にかけての時期に見られますので、機会があれば見て下さいね。
まとめ
寒い時期だけ集団でねぐらを作るとは、カラスは本当に知恵のある鳥ですね。
冬に空を見上げた時、カラスが集団で飛んでいても怖がらずに、みんなでねぐらに帰るんだなと、やさしい気持ちで見送って下さい!
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