街中を歩いていると、大量のカラスが集まって大騒ぎしているのを目にしたことはありませんか。
筆者は、昔、カラスが大量に集まっていると何か良くないことが起こると聞いたことがあり、そんな状況を見ると不気味・・・としか思えませんでした。
実はこれ、カラスの知能の高さからくる社会性を垣間見ることのできる出来事なのです。
カラスが騒ぐのはなぜか
普段は単独で空を飛んだり電線に止まったりといった光景をよく目にしますが、集まる時はものすごい数のカラスが集まります。
ただ集まっているだけではなく、個々に大騒ぎです。
1羽でも大きな声で鳴くのに、何十羽と集まると、その騒々しさと言ったら半端ありません(笑)。
でもつつかれると嫌だし、と、遠くから眺め、結局何が起こっているのか分かったことはありませんでしたが、どうやら仲間が亡くなってしまったのを見て脅威を感じているのだとか。
次は我が身とでも言うように、大騒ぎして他の仲間に知らせているのです。
仲間に知らせるというのは、知能が高い生き物ゆえの行動なのです。
罠にはひっかからない
カラス除けのために田んぼや畑にCDをぶらさげたりと、人間の考えた様々な工夫が見られます。
しかしこれ、最初は寄ってこないですが、罠だと分かると効果がまったくなくなります。
カラスは人間の顔を記憶する能力がとても優れているというのはご存知でしょう。
観察力がとてもあります。
ですから罠もすぐに見破られるのです。
しばらく様子を見て、危険があるかないか判断をし、それを仲間に伝えるといった社会性が備わっています。
ゴミを漁る時も協力体制
街中でゴミを漁っているカラスは単独ではなく複数であることが多いです。
しかも、全部のカラスがゴミを漁るのではなく、かぶせてあるネットを除ける係のカラスがいたり、ゴミを引っ張り出す係のカラスがいたりと、ここでもカラスの社会性が見られます。
生きていく上での、仲間同士の協力体制ですね。
まとめ
カラス同士の触れ合いを見ていると、他の動物では見られない、どちらかというと人間や霊長類に近い生活スタイルが見られます。
知能が高いことがよくわかりますね。
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