よく街中で見かけるカラス、昔はいじめると仲間を連れて集団でやり返される、いいことをするとお礼をくれる、なんて話をよく聞きました。(うちだけかもしれませんが)
彼らはとても頭がよく、数字も数えられるんですって。
数を数えるという行為はヒトやサルなどの霊長類の専売特許とされていたのですが、その抽象的概念を理解することのできるカラスとは本当に頭がいい動物なんですよね。
また、カラスがボールやスケボーで遊んでいる動画が動画投稿サイトで有名になったことがあります。
生きるたことと関係のない遊びをするというのことは、知能が高いという証拠でしょう。
今回は、その賢いカラスの生態について調べてみました。
カラスの賢さはどの程度なのか
カラスは鳥類の中で1番高い知能を持っているといわれています。
カラスの脳研究に詳しい宇都宮大学の杉田昭栄教授によると、カラスには簡単な三段論法的知能行動が取れるそうです。
三段論法とは大前提と小前提から結論を導き出す推論方法の事です。
AはBである
↓
BはCである。
↓
よってAはCである。
といったような、AとCのような直接的関係がないものを両方と関連性のあるBという事柄を用いて論理的に結びつけることができる、といったものです。
この論理的思考は人間でいえば7歳程度からできるようになるそうです。
よって、カラスの知能は小学校低学年程度であるといえます。(人間と同様個体差はあるみたいですが)
カラスは言葉を覚えるのか
続いて、よくテレビや動画サイトで話題になっている「カラスが言葉を話す」といった動画。
よく見かけますよね。
言葉を話すカラスに共通しているのは、怪我や病気によって人に保護された個体ばかりだということです。
野生のカラスは人の言葉を覚えることがありません。
しかし、人に保護されることにより、その高い知能から人の言葉を理解し、覚え、話すのです。
よく人が口にする言葉は当然覚えますし、大きなリアクションが返ってくることも覚えます。
まとめ
怪我や病気のカラスは、厳しい自然の生存競争の中で生き延びることはできません。
その中で運よく保護され、人の言葉を覚え人の心を強く惹きつけるなんて素敵ですね。
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