カラスは知能が高いとよく聞きますよね。
カラスには記憶力や認知能力、状況判断の力まであるようです。
最近のカラスは、人が通り過ぎようとしても逃げずに、背中を向けながらでも、こちらの反応を伺っているような様子を見せることがあります。
カラスの生態はまだまだ研究の途中ではあるものの、カラスを実験でその知能を調べてみると驚くべきものがあったようです。
実験で見せたカラスの知能の高さとは?
カラスの知能はどれほど高いのか。
イギリスのある研究結果によると、カラスの知能は、人間でいえば7歳の子供の知能とだいたい同じという結果になったようです。
他にもケンブリッジ大学での実験によると、3歳から4歳の幼児なら困難になりうるようなことを、カラスが簡単に成功させることもあったようです。
カラスの知能を調べるために、いろんな実験が行われたようですが、餌を簡単にくわえられない状況を作り、その実験でカラスの知能の高さを知ることができたようです。
その実験は、まず長い筒状のガラスのビンに水を入れて餌を浮かせます。
水はビンの真ん中あたりまでの水量しかありません。
餌は浮いていますが、カラスは長いくちばしを持っていませんから、水量がもっと上に浮いてこなければ餌を食べられません。
ところがカラスは、くちばしで近くにあった小石をくわえると、水の中に落としたようです。
当然重さがある小石は沈みます。
その分水かさが増してきます。
さらに、他にも置いてあった小石も同じようにガラスのビンに入れたようです。
カラスはその行動を繰り返して、上まで浮いてきた餌を食べることに成功したんです。
驚きですよね。
別の実験では、同じようにガラスビンを置いて、今度は小石ではなく、消しゴムと発泡スチロールを置きました。
水の中に発泡スチロールを入れても、発泡スチロールは軽いために水かさが増すことはありません。
ところがカラスは、発泡スチロールはくわえることはなく、またしても重さのある消しゴムを加えて水かさを増やして餌を食べることができたようです。
重さのあるもので水かさが増すことがちゃんとわかっているということになりますよね。
実験は他にもあります。
餌を取るために長い棒を使うか短い棒を使うかも、ちゃんと理解してその状況に合った棒を選んで餌を取ったようです。
まとめ
カラスがこれほどの知能を持っているのに、地域によってはカラスに悩まされているところもあって、とても複雑ですよね。
カラスのこの頭の良さをうまく利用して、人間とうまく共存していける方法が編み出されることを期待したいですね。
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