数年前は、カラスが繁華街のゴミを荒すことで地域の人も苦労していることがよく報道されていましたが、最近ではハトの被害も多いですよね。
高層のマンションなどには、ハト避けにネットをぶら下げたりと対応に苦慮しているようです。
カラスは賢いと言われていますが、ハトもその賢さはよく知られています。
そこで、ハトとカラスを中心にその違いなどを調べました。
賢いと言われるハトとカラス。その違いは?
カラスの学習能力は目をみはるものがあり、餌を入れた入れ物からどうやって餌をくちばしにくわえるかを実験してみると、近くにあるものを道具として使いうまく餌にありつく姿で、知能が高いことは立証されているようです。
そんな知能を持つカラスは社会性もあり集団で行動したり、時には仲間と協力するために鳴き声で意思疎通をはかります。
さらに、人の顔も覚えているのか、一度自分に危害を与えた人の顔を見つけると威嚇行動をしてくることもあるようです。
しっかり識別をしていることになりますよね。
一方、ハトは、帰巣本能があり知能も高いことが知られています。
ただ、帰巣本能がなぜあれほどまで高いのか、理由はいまだにわかってはいないようです。
一説によると、太陽の位置や地球の磁気などを感覚でキャッチして、巣に帰る方向をたどっているのではないかと言われているようです。
それぞれの飛び方についても違いがあります。
カラスは、翼を上下にはばたかせて飛ぶこともできれば、翼を静止状態で広げたまま飛ぶことができます。
スピードもかなり出せます。
ハトは、飛び方よりも長い距離を飛ぶことに優れているようです。
スピードは遅くても小回りをきかせて飛ぶ鳥です。
どちらの鳥も寿命は10年から20年と言われているようですが、ハトは、事故や病気などで寿命を迎える前に亡くなることが多いようですね。
カラスの方は、天敵と言われるものがほとんどいないので、餌があれば十分繁殖までいける生態系のようです。
まとめ
猫を飼っている家ならビニール袋をガサガサと音をたてると、よく飼い猫が寄ってきますよね。
ハトも同じように公園で誰かがコンビニの袋を持って来ると、あっという間に数匹のハトに囲まれることがあります。
人間から餌をもらった経験があるのかもしれません。
もちろん、ハトだけではなくカラスも寄ってきます。
野生の動物たちはそうやって餌を得る術を学習しているんですね。
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