普段何気なく生活をしていても、嫌でも目に付くのがカラスかと思われます。

あの大きな体で道路をひょこひょこ歩いていたり、頭の上を飛び去ったり、ゴミを漁っていたりと、様々な場面で見られます。

また、家にいてもあの大きな鳴き声が気になることもあるでしょう。

そんなカラスですが、一体どのような1日を過ごしているのか気になりませんか?

そこで今回は、カラスの生態について、カラスの1日の過ごし方と、昼間に活動をしているはずのカラスがなぜ夜中に鳴くのかを調べてみました。

カラス 生態 夜

カラスの生態~1日の過ごし方~

カラスは日中に行動をし、夜は自分達の住処へ帰って眠るという、人間と同じような過ごし方をしております。

カラスは非常に早起きで、夜明け前には目を覚まし、日が出る前にはねぐらから飛び立ち活動をしております。

朝早くから何をやっているのかというと、住宅街のゴミ捨て場等を徘徊し、ゴミを食べて食欲を満たしております。

朝早くからカラスがうるさかったら、ほぼ間違いなく近所の誰かが前日の夜に出したゴミを食べていると思ってもよいでしょう。

お腹を満たした後は木や電線の上などで休憩をしたり、水溜りで水浴びをしたり、また小腹が空いたら餌を食べたりと、お昼は自由奔放に過ごしております。

特に樹木の多い公園を好むそうです。

人間がハトや他の生き物に餌を与えている所を横取りできるからです。

日没が近付くと、カラスは帰宅の準備を行います。

繁殖期では巣の近くに帰るのですが、それ以外の時期や自分の縄張りを持っていないカラスは群れを成して、集団で森へ帰っていきます。

帰る時間は天候によって前後することがありますが、日没の約1時間前と言われております。

こうして森へ帰り、集団でねぐらを取り、翌朝に向けて眠りにつくのです。

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カラスが夜に鳴く理由

先述の通り、カラスは夜になると森で眠りにつきます。

しかし、時折夜にカラスが鳴いているのを聞いた事がないでしょうか?

夜なのにカラスが鳴いていると、何だか不吉な予感がしますよね。

ではなぜ寝ているはずのカラスが夜に鳴くのでしょうか。

1つ目の理由は、自分達のねぐらに何か危険を察知した時に、それを仲間に知らせるためです。

人間でも寝ている時に何かあったら家族を起こすのと同じ原理ですね。

2つ目は、カラスの繁殖期のため、周りの脅威への警戒が強くなっているために鳴いております。

卵や雛がいると親カラスは神経質になりやすく、ちょっとした事でも夜中に鳴きます。

いずれの理由も、自衛のために行っているのです。

まとめ

今回はカラスの1日の行動を中心に紹介していきましたが、実のところ、カラスの生態については謎となっている部分がまだまだあります。

これだけ身近な動物なのですが、よくわかっていない部分もあるみたいです。

日中のゴミ漁り以外の行動を見ても、何を考えているのだろうといつも不思議に思っております。

時間に余裕がある方は、外に出て日中のカラス観察をしてみるのも面白いかもしれませんよ。

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