カラスの巣の写真を見ると、大体が青、ピンク、白のハンガーばかりで不思議と黄色のハンガーは見当たりません。
うわさではカラスは黄色が嫌いだとか…本当にそうなのでしょうか?
実はこの噂、嘘なんです。
ハンガーを全部黄色にすれば盗られない…と、お考えのあなた!
その知識、実は間違っています!
ハンガーの色?
さて、何故カラスは黄色が嫌いといわれるようになったのかと言いますと、最近黄色いゴミ袋はカラスが漁らないと言われ、ゴミネットも黄色になってきたからなんです。
でもこれにはきちんとした理由があり、その理由を知らぬ人が黄色はカラスが嫌いな色なんだと思いそれが一人歩きし、そのまま広まってしまったんです。
カラスは黄色が見えない、なんて話も聴きますがこれも同じく嘘です。
黄色い服を着てれば襲われない!なんて事はありません。
気をつけましょう。
黄色の誤解
では、何故カラスは黄色が嫌いといわれてしまったのか。
実はカラスは人間よりも目が良いんです。
また、色の識別もできるので、黄色が見えないなんて事はありません。
むしろ人が見ているよりずっと、カラスはその色を感じる事ができるんです!
そして、黄色いゴミ袋が効果的である理由はなんと目が良すぎるから…なんです。
見えすぎてしまうカラスは、人が見ることの出来ない紫外線を見ることが出来ます。
この紫外線を通してゴミの中身を見ているカラスは、紫外線を通さない物質で作られ黄色っぽい色になった袋に入っているゴミは見ることが出来ない。
その為ゴミ袋を荒らすことが少なくなり、結果的に半透明の黄色っぽいゴミ袋がカラス対策になる。
そしてその理由を知らないが為に、カラスは黄色が嫌い・見えないと解釈されてしまったんですね。
誤解から生まれる商品
ネットで検索を掛けると、黄色いゴミネットやただ黄色いだけのゴミ袋などが売られていたり、その写真が出てきたりします。
この黄色いゴミネット、カラス除けといわれていますが黄色いだけで紫外線を遮断する機能はなく、しかも穴が開いている為まったく意味をなしません。
同じ理由で黄色いだけのゴミ袋も、紫外線を遮断できないとただの黄色いだけの中身の見えるゴミ袋でありカラス対策にはなりません。
黄色いからと言って、カラス対策の商品を直ぐに鵜呑みにしないようにしましょう!
まとめ
カラスは黄色が見えない、嫌い!これはまったくもって根も葉もない噂です。
黄色いハンガーは盗られない、それはありえません。
正しい理由と対策を知ってこそ、カラスによるゴミ荒らしやハンガー盗難を防ぐことが出来ます。
噂を鵜呑みにしないよう、気をつけてくださいね!
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