どうしてカラスは臭いのキツイ、ゴミ袋を平気で漁ることができるのでしょう。
特に夏場は、温度が高く生ゴミがある場合は、腐敗する速度が速くなってしまいます。
カラスと臭いは切っても切れない関係にあるので、これをテーマにして話を進めていきます。
カラスの臭いにまつわる話について
今回は次の二つのことを、これから調べていきたいと思います。
いったいどうやって欲しいものをゴミの中から選別しているのでしょうか。
また、カラスの糞に特有の臭いはあるのでしょうか。
ゴミ袋の臭いを嗅ぎつけるのは?
ゴミの収集日になるとカラスが飛来するのは、カラスの嗅覚が発達しているからではありません。
ニワトリやハトに比べてもカラスの嗅神経は三割程度と、あまり発達していません。
ですから、夏場のゴミ袋であっても平然として漁ることができるのです。
カラスがゴミ袋の中身を選んで、盗み取ることができるのは視覚が優れているからです。
カラスは人間よりも視力がよい上に、紫外線の量によってそれが何であるかを判別できるのです。
臭いを嗅いで中身を選別しているように感じられるかもしれませんが、実際はもっと複雑なことをしているのです。
カラスの糞に特有の臭いは?
それほどきついニオイはしませんが、見た目はあまりよくありません。
実は、鳥類は糞と尿酸(尿)を一緒に排泄しますから、「ふん」と表記する方がしっくりきます。
白い歯磨き粉のような「ふん」をすることが多いと思いますが、これが尿酸です。
尿酸は体内で生じた排泄物と尿の混合物です。
カラスは体内の老廃物を尿という形ではなく、尿酸として、しかも糞と一緒に体外へ排出しているのです。
車のボンネットや玄関先に「ふん」を落とされた場合は、お湯をかけるなどしてなるべく早く掃除しましょう。
乾ききってしまうと、なかなか取れずに落とすのに苦労します。
まとめ
カラスと臭いに関する話をしてきましたが、カラスは嗅覚よりも視覚が優れていることが分かりました。
ですから、ゴミ袋の中身を探知できるのは視覚の良さゆえだと言えます。
カラスは糞と尿の混じった「ふん」という形で、排泄物を体の外へ出しています。
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