カラスから運悪く落とし物の被害を受けたことはありますか?
私はこどものころ、ランドセルにべちゃっとしたものを落とされた経験があります。
動物園で一緒にいた友人が受けた被害は、最悪なことに頭に命中したと思ったらおでこ、鼻の頭にかけて…。
一瞬の出来事で避けようがありませんね。
カラスのフンはわざと狙って落としているのでしょうか。
また、鳥のフンはなぜ白いのでしょうか。
鳥のフン事情から調べてみました。
尿の排泄は都合の良い結晶で
鳥のフンは、実はおしっこだったんです。
私たち哺乳類が食べ物からアミノ酸を摂取し、やがて体内でアンモニアに分解されます。
アンモニアは体に有毒な物質なので、尿素となって排泄されるのです。
鳥の場合、ヒナにかえるまでは卵の中です。
アンモニアを尿素として排泄し続けていたら、卵の中が尿でいっぱいになってしまいます。
そのため、水を多く使う尿素よりも、水分を少ししか使わず結晶の形で小さく貯めておける尿酸のほうが、鳥にとって好都合なのです。
尿酸は水に溶けない白色の物質なので、フンと混じって排泄されると白く見えるのです。
飛ぶ前・フンを落として軽量化
軽い方が飛ぶのに有利です。
そのため、カラスは飛び立つ時にふんを落としていくのです。
ですが、狙って落とすとなると・・・、そこまでカラスは頭の良い鳥なのでしょうか。
ましてや歩いている人の速度、横からの風、自分とターゲットとの距離をカラスは計算で来ているのでしょうか。
生ごみが多く捨てられているごみ収集所や、飲食店のゴミ捨て場が近くにある場所の高い場所にカラスはよくとまっています。
たまたま人間が通りかかり、警戒したカラスが飛び立つ時にフンを落とされてしまった説が多く言われています。
鳥は、毎日の飛ぶルートが一本の動線になっていています。
その動線下にたまたま通りかかったら、狙いを定められたように思ってしまうのかもしれません。
ですが、駐車してある車一台だけに集中してカラスのフンがたくさん落ちていたり、こどもころの私の様に命中されると、どうやらカラスは狙って落としたのではないでしょうか。
その後の人間の困った様子も見ているかもしれません。
まとめ
カラスのフン攻撃は、わざと狙ってではない説が有力です。
カラスに悪気はないんですね。
出かけるときにヒットされたのでは気分も台無しです。
道路にたくさん鳥のフンが落ちていたら注意が必要ですね。そこで立ち止まるのはやめましょう。
フンを踏まないよう気をつけて歩くのもわかりますが、上を見ないでささっと通り過ぎることが大切です。
今のあなたにおすすめの記事