ゴミ漁りの名人と言えば、カラスをおいて他に代わりはいません。

人間にとっては非常に迷惑な話ですが、都市でも、地方でも、この事情は変わらないようです。

ところで、いったいどうしてゴミの位置などを正確に把握することができるのでしょうか。

ゴミを漁るカラスに隠された秘密とは?

ゴミの集積場近くの電線には、カラスが今か、今かと待ち構えたようにとまっています。

ゴミの臭いを察知して、カラスは集まっているのでしょうか。

そこで今回は、知られざるカラスの秘密に迫りたいと思います。

カラスの嗅覚と視覚について

多くの方々は、カラスは鼻が利くからゴミを漁るのがうまいのだと考えているかもしれません。

しかし、カラスの嗅覚は鳥類の中でも低い方に位置していると言われています

ですから、臭いゴミの中でも平気で分け入ってお目当ての品を引きずり出してくるのです。

一方で、カラスの視覚については、私たち人間を上回る能力を備えています

光の三原色と呼ばれる、赤・青・緑はもちろん、他の色まできれいに認識できます。

そればかりか紫外線の反射量によって、細かい違いにも気が付くことができます

これらの特性を生かして、雑多なゴミの中から好みの品を瞬時に引きずり出すことができるのです。

カラスがゴミを漁るのはなぜ?

ウマなら草、ライオンなら肉、というように、動物によって食の好みは決まっています。

一方で人間は何でも食しますが、このことを雑食と言います。

カラスも雑食ですが、これほどいろんなものを食べるのは鳥の中でも珍しいくらいです。

自然が豊かだったころは、木の実を食べたり、生き倒れた動物の肉を食べたりして、森の中をきれいに掃除していました。

しかし、拠点を都市に移すと、同じような生ゴミがたくさんあり、それらのゴミを片づけるつもりで暮らしています。

この行為が人間にとっては、ゴミを荒らしていると認識されてしまいます。

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まとめ

カラスは嗅覚が優れていると勘違いされてしまいますが、実は、視覚が非常によく働くことで有名です。

カラスがゴミを漁るのは野生の習性で、腐敗したものを片付けている意識が強いようです。

そうだとしても、私たち人間にとっては迷惑な話ですよね。

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