カラスというと日本では黒!というイメージが強いと思います。
ところが、世界には白い羽を持つカラスも、カラフルなカラスも存在し、カラスは黒!というイメージではない国もあるのです。
今回はカラスの白い羽について調べてみました。
カラスの羽の色
日本で普段よく見かけるカラスはほとんどが、ハシブトガラスとハシボソガラスです。
これらのカラスは頭の先からくちばし、尾先まで真っ黒で、目がどこにあるのかもわからないほどです。
ちなみに、烏という感じが鳥という字から1本欠けているのは、鳥の形をイメージして作られた鳥と言う漢字の目の部分が欠けているのです。
これは、目がどこについているかわからないという意味から一本欠けているそうです。
ところが、世界には白い羽をもつカラスもいますし、ヨーロッパなどでは比較的鳩によく似た灰色の羽をもつカラスもいます。
そして、スズメ目カラス科の中のカケス属にはカラフルなカラスも数多く存在します。
カラスの羽が白なのは意味がある?
実は東南アジアに生息するカラスのほとんどはお腹が白く、日本でも見られる白い羽のカラスがいます。
代表的なのは、黒と白の斑模様なのはホシガラスという種類です。
四国以北の高山帯から亜高山帯に生息していて、37センチ程度の小柄なカラスです。
もう一種類はコクマルガラスという鳥で、日本では越冬のために飛来します。
コクマルガラスには全身真っ黒の黒色型と、顎部から腹部の羽毛が白い淡色型の個体がいます。
コクマルガラスのお腹が白いのは、捕食する際に、対象物となる動物から分かりにくくするためではないかと言われています。
空を飛ぶと腹部が白いことで空と同化するのです。
また、天敵からも身を守ることができるからかもしれません。
まとめ
カラスは黒というイメージが強かったので、白いカラスやカラフルなカラスが存在することには驚きました。
日本でよく見られるカラスは真っ黒ですので確かに存在感は抜群です。
ただ街中ではそれほど天敵がいないうえに、集団で生活することで身を守ることができるので適応しているのでしょうね。
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