ときどき、カラスの羽が公園や道路などで落ちているのを見かけます。
また夏になると羽がボロボロのカラスを度々見かけることがあります。
今回は、その理由について調べてみました。
ボロボロなカラス
カラスの羽がボロボロなのはいくつかの原因があります。
例えば、事故にあったり、天敵との戦いの末にボロボロになったり。
あるいは、捕食するためについた傷であったり、また、病気で抜けてしまう場合もあります。
しかし、多くの場合が1年に1度生え変わる時期だという理由です。
カラスに限らずほとんどの鳥が、少なくても1年に1度自然に抜け替わって新しい羽になります。
これを換羽といいます。
大きな鳥の場合、換羽に数年かかる鳥もいるようです。
カラスの換羽
日本でよく見られるカラスは2種類います。
ハシボソガラスとハシブトガラスです。
ハシボソガラスの特徴は、体長約50センチ前後で換羽の時期は5月下旬から9月の中旬。
ハシブトガラスの特徴は、体長が約56センチ前後でハシボソガラスよりもやや大きく、換羽の時期は6月上旬から10月上旬です。
ですから、この時期にもしボロボロのカラスを見かけたら、それは換羽中だと思って良さそうです。
換羽中のカラスはかなりの羽が抜け、飛んでいる姿を見ると羽がスカスカだったりします。
それでも、新しい羽がしっかりと生えてきており、飛ぶことができます。
その季節は地上に落ちたカラスの羽、または他の鳥の羽もよく見かけるでしょう。
カラスの羽は汚い?
カラスの羽は菌がたくさん付いているので絶対に触らないように!
という説もありますが、どんな生き物にも菌はあるもので、カラスだからといって特別に汚いわけではありません。
しかしながら衛生的には、やはり鳥や羽に触れた時には、しっかりと石鹸で手を洗いできれば除菌をしたほうが良さそうです。
まとめ
換羽の時期になると頭の羽も抜けてしまうことから少しかわいそうに思えますが、生え変わればまた鮮やかな青紫の光沢がある綺麗な羽にもどるのです。
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