8月を過ぎて秋が近づいてくると、カラスの集団を見ることがよくあります。
ただ飛んでいるだけでなく鳴いている場面を見ることも多いと思います。
どうして秋になるとカラスは集団で鳴くのでしょう?
その理由に触れていきましょう。
カラスが集団で鳴く理由
カラスが集団で行動している場面を見ることがあります。
それには繁殖期が関わっており、しっかりとした理由があります。
カラスの繁殖期
カラスの繁殖期は一般的に3月~7月です。
3月から巣を作り出し、4月~5月には産卵します。
ひと月ほどで羽化し、7月頃には幼鳥が巣立ちする時期を迎えます。
この時期は群れを作らずに子育てに専念します。
元々カラスは凶暴な鳥ではないようですが、繁殖期のカラスはヒナを守るために周りを敵として見てしまうようです。
危害を加える気が無い人に攻撃をしてくるのも繁殖期であることが多いようです。
カラスが集団行動をする理由
カラスは繁殖期が終わると家族で行動します。
その時期を過ぎると他のカラスと群れて集団で行動するようになります。
カラスは集団でねぐらを形成するので、繁殖期を過ぎた秋にはカラスの集団を見かけるようになります。
電線などにたくさんのカラスがいることがありますが、これはねぐらに帰るために他のカラスを待っている状態のようです。
カラスが鳴く理由
繁殖期のカラスはヒナを守るために危険を察知すると鳴いて威嚇します。
ヒナを守ろうとするからこそ鳴くことが増えるようです。
餌の時間を知らせる時やねぐらに帰る時も鳴いて他のカラスに知らせます。
鳴くことで情報交換もしているようです。
鳴き方に特徴があるようです。
簡単にまとめると、濁点が付いたような鳴き声や、カーと鳴くのではなく短く区切るように鳴いている時は攻撃体制にいると思った方がいいようです。
予想外の餌が見つかった時も鳴くことで仲間に知らせます。
まとめ
カラスは繁殖期が過ぎると集団で行動します。
餌は仲間と分けることもありますし、集団でねぐらを作り仲間と一緒に帰るため、秋にカラスの集団が鳴くことが多いようです。
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