一般的なイメージとしてカラスはゴミ出し日の迷惑な存在である、「鳥」として認識されていることが多いです。
カラスは鳥類ですから卵生であることは周知の通りですが、一度にどれくらいの数を産卵するのでしょうか。
カラスの産卵期とその数に迫ろう!
街中でカラスの巣を見かけることは珍しくありません。
それほど身近な鳥として知られていますが、意外とその生態について知る人はいないと思います。
そこで、カラスは産卵に備えてどのような行動をとっているのか、迫っていきます。
カラスの産卵期に見られる行動は?
カラスの種類によっても違いは見られますが、春から夏にかけて多いようです。
ここでは代表的な二種、ハシボソガラスとハシブトガラスを取り上げたいと思います。
ハシボソガラスとハシブトガラスの顕著な違いは、くちばしを見れば分かります。
ハシブトガラスのくちばしの方が曲がっていて、大きいという特徴があります。
ハシボソガラスは繁殖期になると、人家近くの低い木であっても巣をかけます。
ですから、針金やビニール袋など何でも利用してしまいます。
これに対して、ハシブトガラスは、高くて森林の多く生えているようなところに巣をかけます。
カラスはオスとメスで役割が分かれており、オスは卵を保護し、メスは食べ物を調達します。
カラスの産卵数は?
ハシブトガラスもハシボソガラスも最大で5個の卵を産み落とします。
少なくともハシブトガラスは2個、ハシボソガラスは3個を産卵します。
どちらも1個ずつ産卵日を1日ずらして、卵を産みます。
これは孵化した後のヒナのお世話を少しでも行いやすくするためです。
卵を孵化させるためにメスは卵をしっかりと温めます。
さらに、メスはその合間を縫って食べ物の準備もしています。
卵が孵化するまでには、およそ20日間という日数を必要とします。
まとめ
街中や山の中で見かけるカラスの産卵期は、4月から7月にかけて多いと言われています。
カラスの種類によって巣の材料を変え、産卵のためにこしらえます。
産卵する際は産む日をずらして、約20日もの間、メスがしっかりと抱卵します。
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