カラスといえば、「カァー、カァー」という鳴き声が特徴的ですよね。
その鳴き声は「七つの子」という童謡になるほどです。
そんなカラスが集団で鳴いているところや集団で大移動しているところを見たことはありませんか。
想像しただけでも、不吉な予感がしますが実は地震を予知している可能性があるのです。
地震が引き起こす、動物の異常行動
そもそも地震とは、地下の岩盤が、お互いを押し合いそれがずれた時の揺れが地上に伝わってきたもののことを言います。
特に日本は、地下の岩盤が押し合っているところに位置しているので、海外と比べても地震の数が非常に多いのです。
ちなみに1年間を通して世界中で起こっている地震のおよそ1/10が日本で起こっているほどです。
地震が起きる際、地下にある陽イオンが大気中に大量に放出されていることを皆さんはご存知ですか。
この陽イオンは、動物の血中のセロトニンを増加させ興奮状態を引き起こします。
この症状を「セロトニン症候群」と言います。
このセロトニン症候群が異常行動を引き起こす原因になります。
実際、地震の前にカラスが大群で鳴いていた・集団で移動していた、という目撃事例も幾つかあり信憑性も高そうです。
また他の動物にも地震の前に異常行動が見受けられた際、このセロトニン症候群である可能性もあります。
有名なところでは、「ナマズが暴れると地震が起きる」という言い伝えがありますが、これもセロトニン症候群の症状ではないかと考えられています。
またぺットとしても馴染み深い犬は、異常なほどに鳴いたり、おびえたり、飼い主に噛み付くなどです。
さらにクジラやイルカなどの海洋生物は岸に上がってしまったり、集団で座礁してしまうようです。
このように動物によって様々ですが、その中でも恐ろしいのはリスです。
可愛いイメージのりすですが、地震の前になると、仲間同士で命を奪い合ったり急に鳴いたりします。
この陽イオンは、人間にも影響を及ぼしているようですが、感度がかなり衰えていて体の異常を感じることはできません。
まとめ
地震が起こる際に、異常行動をとるのにはセロトニン症候群という原因があったのですね。
皆さんも身近な動物の異常な行動を目にしたら、万が一のことを考えて用心してくださいね。
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