烏はなぜ、烏という名前がついたのでしょう。
また烏という漢字はどのようにして生まれたのでしょう?
今回は烏の由来について調べてみました。
烏の名前の由来
烏はなぜカラスと呼ばれるようになったのか。
調べてみると諸説あります。
一つは色が黒いことから「くろし」と言っていたのが次第に「からす」と変わったという説です。
もう一つはやはり鳴き声からくるもの。
「かーかー」「からら、からら」という鳴き声に、鳥を意味する接続語「す」がついた説もあります。
また、「カーカー」という鳴き声が不吉さを連想させ、その様子が「気をからす」「邪気をからす」というような行動をしているように見えることに由来しているのではないかという説もあります。
烏という漢字
烏という漢字は、鳥という字から一本取った字となっています。
その理由はなぜなのでしょう。
調べてみると答えは一つでした。
そもそも鳥という漢字は、鳥の姿から連想して崩され作られています。
カラスは色が真っ黒でどこに目があるのかわかりません。
そこで、字の成り立ちから更に、目が分からないので目を表す部分を一本を取ったと言われています。
ちなみに、「烏賊」とかいて、「イカ」と読みます。
イカは大変頭のいい生き物で、時に亡くなったふりをして海面にふらふら浮かぶそうです。
それを見たカラスがここぞとばかりに捕獲しようとすると、イカは突然反転して10本の腕で締め上げ、海中に引きずり込んで逆にカラスを食べてしまうそうです。
カラスにとって、海賊であることから、「烏賊」と書くそうです。
まとめ
カラスとい語源は鳴き声からくるものだと思っていたので、意外にもいろいろな諸説があり驚きました。
「くろし」が「からす」と変化したというのは、正直少し苦しい気もしますが、気をからす、邪気をからすという意味からくるものという諸説には納得してしまいました。
いずれにしても、カラスにはあまり良いイメージがありませんが、私は黒々としたツヤのある体は、鳥の中で一番美しい鳥だと思います。
邪気をからしてくれ、幸運が訪れる幸運の鳥という諸説もあると良いなと思いました。
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