寒い冬が終わりようやく春がやってきたころ、何やら頭上が騒がしい・・・。
ふと見上げるとカラスが旋回中。
そんな経験はないでしょうか。
カラスが威嚇するわけ
他の鳥類と同様にカラスの卵は毎年6月前後に孵化し、親ガラスは初夏にかけてヒナを大事に育てます。
飛べるようになるまでの間、ヒナは巣の中にいます。
親ガラスはまだ巣から出られないヒナに食べ物を与えるため餌を探しに飛び立つので巣を離れる時間が多いのですが、ヒナたちがいる巣を常に警戒して見張っています。
「カラスのヒナってどんなだろう?」「巣の中がどうなっているのか見てみたい」そう思って覗き込んではいけません。
カラスが威嚇してきます。
巣がある方向を向いているだけでも見られていると思って威嚇するようです。
また、ヒナが巣の中で少し動けるようになると、1羽だけ地面に落下していることがよくあります。
落ちているヒナが「かわいそう」と手を差し伸べたり顔をのぞき込んだり近づいてはいけません。
親ガラスが頭上から威嚇してきます。
筆者の実家では、毎年ツバメが巣をつくりヒナが生まれやがて巣立つのですが、やはり同じように親ツバメが不在の時に巣の近くを通るだけで威嚇しています。
ツバメですので頭上を旋回し鳴いているだけなのですが、これがカラスとなると訳が違います。
最初のうちは頭上で鳴いて威嚇するだけで終わるのですが、しつこくヒナを見ていると、危険人物と判断されあのくちばしでつついてくるのです。
しかもカラスはとても頭が良いですから時間が経っても顔を覚えているので、ずっと同じ行為をされるかもしれません。
犬や猫でも出産直後の親は気がたっていたりしますが、カラスは飛べますから油断は禁物です。
まとめ
動物の中でも頭の良いカラス。
人間はただの興味本位で見ているだけなのですが、カラスはそんな事情知ったことではありませんからね。
わたしたちがカラスに危険人物と認識されないように、特に春先の行動にはくれぐれもご注意を。
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