カラスは不吉なイメージを持っている人は結構多いかもしれません。
魔女の使いであったり、亡者を呼ぶと言われたり、いろいろな説があるようです。
今回は、特に海外においてカラスが不吉だと言われる由来について調べてみました。
日本でのカラスのイメージ
現代の日本では、カラスがゴミをあさったり、繁殖期に近づくと攻撃されたりなどの被害も多く、悪いイメージが強いようです。
近年では鳥インフルエンザの感染源になりうる野鳥のカラスも敬遠されていますね。
古来カラスは霊魂を運ぶ霊長とされており、鳥鳴きが悪いと人が亡くなるとか、カラスが騒いだり異様な声で鳴いたりすると、近所で人が亡くなる、などと信じられていました。
また柿を収穫する時には、翌年カラスが柿の木に宿る霊魂を連れて帰ってくると考えられ、カラスのために最後の実を残す風習がありました。
一方、吉兆を示す鳥としても信仰がありました。
神武天皇の東征の際には、3本足のカラス「八咫烏」が松明を掲げ導いたという神話もあります。
日本サッカー協会のシンボルマークはこの八咫烏です。
海外でのカラスのイメージ
世界中でもカラスは神話によく登場します。
共通しているのは、「カラスは太陽の黒点から抜け出してきた」という話です。
朝、日の出とともに大騒ぎをし、夕方日の入りとともにどこかへ帰っていくカラスは昔の人にとって、太陽の使者のように見えたのかもしれません。
旧約聖書や中国の神話、インディアンの神話などにも登場するカラス。
映画やドラマなどにもよく登場します。
まとめ
たくさんの言い伝えがありますが、良いイメージとするものと悪いイメージのするもの両方を兼ね備えているようです。
カラスの知能はゴリラなどの霊長類と同じと言われるほど。
真っ黒でつややかな容姿と、優れた知能をもつカラスは人間にとって特別な存在であるようです。
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