何度も言うようですが、カラスは賢い!
その中にカラスはホモサピエンス以外で唯一遊ぶ、というものがあります。
ボールで遊んでいたり滑り台で遊んでいたり、少し酷いですが鹿の耳に鹿の糞を詰める…なんてのもあります。
人の真似をして遊んだり、自主的に遊ぶことも…。
しかし、ほほえましい遊びだけとは限りません。
カラスによる置石も問題の一つです。
そもそも置石とは?
置石とは、鉄道の線路に意図的に小石などを置くことです。
この行為はとても罪が重く、2年以上13年以下の懲役。
列車が脱線し、人が亡くなってしまった場合などは最悪の場合極刑がくだされます。
最近でも小児が悪戯した・大人が意図的に置石をした、などニュースは絶えません。
そして、置石するのは人間だけではありません。
カラスによる置石は、昔から問題視されていました。
置石の理由とは
カラスが置石をするのには、いくつかの理由が挙げられています。
○石が轢かれて砕ける音を聴いて遊んでいる。
○光沢のある石を持ち帰る途中、線路で休んでいたら列車がきて慌てて石を忘れてしまった。
○石を咥えて飛び、上から落として遊んでいて落とした場所がたまたま線路だった。
○線路の下に餌を隠し、それを取る際に石を摘んで退かす時に線路に置いた。
などがあります。
意図的に脱線を狙っている、とは考えにくいですが…カラスは頭が良いです。
絶対にそうではない、とは言えない所が恐ろしいですね。
人が考えた効果的な対策
こうしたカラスの置石、人もただただ指を咥えて見ている訳ではありません。
例えば盛岡の某駅ではカラスの動きのみを察知するセンサーを導入し、カラスを探知するとなんと!カラスの鳴き声が鳴るようになっているそうです!
このカラスの鳴き声はカラス達が危険を知らせる声であり、その声を聴いたカラス達が慌てて”ここは危険”と考えて飛び立つのだそうです。
カラスは学習しますので、危険な場所と判断するとその場に近づかなくなります。
人も負けじと対策を練っているんですね。
まとめ
カラスも遊んでいるだけだから仕方ない、とは言えないのが現状です。
罪がないわけではありませんが意思疎通が取れない以上、人間が知恵を絞って対策を練る必要があります。
先にあげた対策も、カラスは慣れてしまうことがあるそうです。
地道に対策を詰んでいかなくてはいけません。
難しい問題ですが、人が努力すれば阻止できる問題です。
これから対策も色々考えなければいけませんね。
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