カラスについて研究している人は多く居ますが実は、まだまだカラスの生態については多くが知られていないと言われています。
その中でもカラスのオスとメスの見分け方などがあります。
よほどな事がない限り、人の性別は間違えないと思いますが全身が真っ黒いカラスの性別は見分けがつきません。
どっちがオスでどっちがメスかは繁殖期の時か一緒に並んでいる時の番いになった個体くらいと言われてます。
ですが、カラス同士ではオスメスは見て解ると聞きます。
そのカラクリを調べて見ました。
カラスは色で見分ける?!
カラスがオスやメスを見分ける方法は色で認識しています。
え?真っ黒な体なのに色で見分ける事が出来るの?と思うかも知れませんがカラスは人には無い目を持っていて色で認識していると言われてます。
人間は一部の人を省き『赤・緑・青』の3原色しか見えませんがカラスは、その3色以外に紫外線を含めた4原色を見る事が出来ます。
普段は見えない物も紫外線を当てることにより人の目では見る事が出来ない模様を見る事が出来ると言われており、カラスの場合はそれでオスかメスを見分けています。
また、紫外線が見える事で性別を見極める他にゴミ袋などを漁る時に食べ物があるかどうかを見極め漁っています。
だから生ゴミの日はゴミ収集所にカラスが多く居るけど不燃物の日には居ない事が多いのです。
ある実験によると食品サンプルの肉と本物の肉で実験をすると、カラスは当たり前の様に本物の肉を持っていきます。
食材に含まれる脂を含んでいるか含んでいないかで違う色に見えると言われてます。
カラスから見たオスメスの違い
では人より1色だけ多く見えるだけでオスとメスを判断しているカラスは、どう見えているのか?
カラスの羽肢の中小羽肢と言う毛の様な物の中にメラニンの顆粒が含まれています。
オスは、このメラニンの顆粒が多くメスは少ないので光を当てると紫色に見えますが、カラスの紫外線も見える目で見るとオスとメスでは紫の加減が違って見えると言われています。
メラニンの顆粒が多いオスは紫外線を多く反射するので鮮やかな紫色で、メスはメラニン顆粒が少ないのでオスより薄い紫色に見えます。
カラスは紫外線で反射している色でオスとメスを見分けていると言えるでしょう。
まとめ
人には見えない紫外線を見る事が出来るカラスは紫外線で反射する色で性別を判断するとされています。
また、紫外線を防ぐ事が出来ないゴミ袋などに生ゴミを入れておくとカラスは見分けて餌が入っている袋を見つけると言われています。
人より1色だけ多く見えるだけで人間には見えない空間をカラスは見ているのでしょう。
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