テレビや漫画などでカラスの絵を見ると、くちばしが黄色になっていることがありますよね。
でも、実際に街で見かけるカラスのくちばしって黄色いくちばしでしたか?
カラスは身近に生息している鳥ですが、ふと、どうだったかな?と思うことがあるかと思います。
くちばしの色にしてもそうですが、そのほかに、くちばしをこすっているカラスを見かけたことはありませんか?
これもカラスによく見られる行動です。
身近にいるのに意外と詳しく知られていないカラスですが、今回は、カラスのくちばしの色と、くちばしをこする行動についてのお話です♪
カラスのくちばしの色は黄色い?
日本に生息しているカラスは、主に2種類に分けられ、それらは、くちばしの形で見分けることができます。
・ハシブトガラス
くちばしが全体的にふっくらと太くなっていて、くちばしの上の部分がこんもりと丸く曲がっており、おでこも広く、丸く出ています。
・ハシボソガラス
くちばしは全体的にほっそりとしていて、曲がっていません。
くちばしからおでこにかけてシャープな線を描いています。
くちばしや、おでこの形の違いでどちらかを見分けることはできますが、色についての違いはありません。
くちばしの色は黄色ではなく黒です。
ハシブトガラスやハシボソガラスのほか、日本に生息しているカラスの中には珍しい種類のカラスが存在しますが、くちばしの長さや形、体の色や大きさの違いはあっても、くちばしの色は黒です。
黄色いくちばしのカラスは、想像の世界のカラスということになりますね。
カラスがくちばしをこする意味は?
カラスがくちばしをこする意味には諸説あるようです。
一つは、くちばしに付いた汚れなどを落とすために電線などでこすっているという意味と、もう一つ、威嚇の意味もあるとされています。
春から初夏にかけてカラスは繁殖の時期に入ります。
その頃に、巣に近づく敵に向かって、木の枝にくちばしをこすりつけて音を出したり、物を蹴って落としたり、時には後方から頭を狙って飛んでくることもあります。
これは、カラスが子供を守る行動で、ごく当たり前のことだともいえます。
もしも、頭上でカラスがくちばしをこすっていたら、「巣があるから近づかないで!」と訴えているということですので、そんな時は速やかに移動して下さいね。
まとめ
カラスのくちばしは黄色ではなく、黒です!
そして、くちばしをこすっていたら、その場から離れましょう。
カラスは仲間思い、家族思い、ということなんですね。
むやみに怖がらず、カラスの行動を理解して、仲良く共存していきましょう。
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