カラスは春になると卵を産み、春の終わりから初夏にかけて子育てが始まります。
その頃になると、まだ上手く鳴くことが出来ないカラスの雛の鳴き声が聞こえてきますよね。
あの鳴き声を出す雛は巣立ち間近か巣立ち初期のもので、見た目もカラスだとわかるようになっております。
卵から孵って、そのような姿になるまで、どれくらいの期間が必要で体がどのように変化をしているのか?
あと、以前にカラスの雛は可愛いと聞いた事があるのですが、本当に雛はかわいいのか?
今回は、これらのカラスの雛にまつわる2点を書いていきたいと思います。
カラスの雛の成長過程
カラスは春先にオスとメスがつがいとなり、巣を形成した後に卵を産みます。
卵を産んで約2週間後に孵化し、雛が姿を現します。
孵化し始めの頃は目が開いておらず、親カラスの声を頼りに口を大きく開けて餌をねだります。
孵化後1週間程で嘴が立派な物になり、体毛も生え始めます。
孵化後2週間前後で体毛が黒くなり始め、目も少しずつ見開いてきます。
3週間程経過すると、黒い体毛に覆われ、だんだんカラスらしくなってきます。
この頃には目もすっかり丸く見開きます。
孵化後1ヶ月になると、外見は完全にカラスとなり、鳴き声も上手く鳴く事が出来ないカラスの鳴き声になります。
その後数日で子カラスは巣立ち、飛行や餌捕りの訓練を積み重ね、秋頃には親元を離れて暮らします。
カラスの雛は可愛い?
以前にカラスの雛は可愛いという情報を得たので、調べてみました。
するとそこには、小さくて黒い毛がもふもふの、目がまん丸い可愛らしい雛が出てきました。
確かにこれは可愛いなと思ったのも束の間、それはカラスではなく、クイナの雛との事。
どうやら可愛いと出回っている写真はデマのようでした。
そこでカラスの雛を改めて調べ直してみると、生まれたてのカラスの雛は毛も無く、個人的な感想では正直可愛いとは言いがたい物でした。
成長するにつれ、カラスらしくなっていくごとに可愛らしさが出てきます。
目がまん丸に見開くようになってからようやく可愛いなと思えるようになりました。
個人的な結論としては、生まれたては可愛さが見られず、孵化後3週間~1ヶ月にかけてが一番可愛いかなと思いました。
まとめ
カラスは生まれたときから食欲旺盛で、何でも食べ、成長が早いです。
そしてどんどん可愛くなってきます。
可愛くなってきた頃に巣立ち初期が始まり、上手く飛べずに地面にいる事があります。
そんな雛に不用意に近づいたら親カラスに威嚇されます。
可愛いからって近付くのは危険なのでそっと離れて下さい。
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