パッと思いつくカラスのイメージとして頭が良く、不潔な印象を抱く人も多いのではないでしょうか?

そういったイメージを抱く理由は、やはりカラスが家庭から出たゴミを漁っているところに遭遇するからでしょう。

しかも正確に生ゴミの入った袋ばかり狙っています。

では、なぜカラスはゴミ袋の中身が生ゴミであることがわかるのでしょうか?

それは鳥類の目の構造にありました。

カラス 目 赤外線

知能が高いだけじゃない!赤外線すら見えるカラスの目

カラスは昔から知能の高い動物として知られています。

鳥類の中でもカラスは「羽を持った霊長類」とさえ呼ばれるほどなのです。

そんなカラスですが実は、目もとても高性能にできていて、私たち人間も見ることのできない紫外線・赤外線も見えているのです。

つまり、人間は虹の色を7色までしか認識できませんが、カラスの目から虹を見るとその倍の14色以上の色が見えている可能性があるようです。

これはカラスをはじめとした鳥類のほとんどに備わっている機能です。

このように優れた色彩感覚をもっているので、半透明のゴミ袋などは、中に食べ物が入っていないかどうか正確にわかってしまうのです。

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優れたカラスの目を利用した、ゴミ対策!

自治体によって、ゴミを出す際に上から被せる黄色いネットや、燃えるゴミを、指定された黄色の袋に入れているのをご存知でしょうか。

「隙間のある黄色いネットや、透けている黄色い袋に入れたところで意味ないんじゃないの?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、あれこそ、カラスの目の構造を利用した画期的な発明なのです。

ただの黄色では効果はありませんが、カラス除け用に作られたゴミ袋は、カラスの目から見れば、中身のわからない真っ黄色の袋に見えるようです。

その結果、カラスは中身のわからないものは危険と判断しその袋に近づこうとしないのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

カラスがこれほど非常に高性能な目を持っているとは…ご存じない方も多いのではないでしょうか。

だからこそ、ゴミ袋やカラス除けネットなどできちんとゴミ対策を行っていきたいですね。

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