カラスはごみの収集日になると狙いを定めて、お目当てのものを奪い去っていきます。
巣作りにレジ袋やハンガーを利用するなど知恵も働きますが、それ以上に身体能力も優れているのでしょうか。
そこでカラスの視力について、今回は紹介していきたいと思います。
カラスのものの見え方について
害鳥として知られているカラスですが、意外にも人間よりも視力がいいそうです。
カラスの目のどんなところに特徴があるのか、どんなところが人間と異なるのかを探っていきます。
カラスの目の秘密は?
光の三原色として、赤・青・緑は知られています。
私たちの身の回りにあるテレビやパソコンの画面にもこのしくみが生かされています。
私たち人間はこの三色をベースとしてものの認識を行っています。
ところが、カラスは光の三原色以外にも色を認識することができます。
ペットとして飼育されることの多い犬は、ほとんど色を識別できず、モノクロで見えているのに比べたら圧倒的な差です。
また、カラスは紫外線の反射量の違いによってものの違いを判別することも可能です。
ですから、人間の個体の違いはもちろん、ごみ袋の中身まで分かってしまうのです。
カラスと人間の違いは?
カラスは人間よりも目がいいため、カラス除けグッズにはキラキラと光るようなものが多く見られます。
これは水面に反射する太陽の光が眩しくて目が開けられないのと同じような効果をカラスに感じさせるようなものです。
目があまりにもいいため、人間にとっては何ともない程度のきらめきをまぶしく感じてしまうのです。
カラスを含めた鳥類には、目の神経組織のはたらきを活発にする機能が備わっています。
いつ外敵に襲われるかも分からない、いつ獲物を発見するか分からない状況において、大活躍してくれる「目」です。
まとめ
カラスがものを見る際に、人間よりも多くの色彩と、紫外線量まで認識しています。
そのため、ごみ袋の中からお目当ての品物を探し当てることはお手の物です。
このような特徴を踏まえて、カラス除けを行っていくといいアイデアが浮かぶかもしれませんね。
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