意外や意外、カラスにも天敵がいることをご存知でしょうか。
実は上に挙げた三つの鳥たちがカラスの天敵の一例です。
これらは、いったいどんな理由からカラスの天敵と呼べるのでしょう。
フクロウ、カモメ、オオタカが天敵と呼べる理由は?
フクロウ、カモメ、オオタカ、すべて種類も大きさも異なります。
いったいどんな観点からカラスは、これらの鳥を苦手としているのかを探っていきます。
フクロウが天敵なのはなぜ?
実は、フクロウにとってもカラスは天敵です。
カラスは昼間、巣にいるフクロウのヒナを襲撃することがあります。
夜行性のフクロウは、夜になるとカラスに反撃を開始します。
猛禽類のフクロウは鋭い爪を持っていますから、カラスに比べると攻撃力は強いです。
フクロウは、カラスを食べるようなことはしませんが、カラスと戦う能力を備えていることは確かです。
この習性を利用したカラス狩り専用のフクロウも存在しているほどです。
カモメが天敵なのはなぜ?
これはカモメがカラスを捕まえてたべてしまうといった、いわゆる捕食の関係ではありません。
カモメもカラスも生活環境や食性が似ているため、カモメがカラスを行動圏から追い出してしまうという意味です。
同じ種類だけではなく、異なる種類とも群れて生活するカモメの方が断然に有利です。
どちらも群れを成して生活しますが、争った場合は、カモメに軍配が上がります。
単独で行動することが多いカラスの群れは、集団で生活するカモメの足元にも及びません。
オオタカが天敵なのはなぜ?
天敵と呼べる大きな理由は、スピードが圧倒的に異なるからです。
カラスの時速は約60㎞と言われていますが、オオタカは時速80㎞にもなります。
しかも、オオタカは獲物を見つけると時速130㎞の速さで急降下し、空中で捕まえることも少なくありません。
古い歴史書にも記されている通り、日本では古くからタカを狩りの道具として使ってきた側面があります。
それほど私たちの生活に、しっかりと根差した生き物であると言えます。
まとめ
カラスにとって脅威となるのはオオタカ、生活環境を奪われるのはカモメ、拮抗しながら戦うのはフクロウです。
これほどいろんな種類の天敵が存在しているとは思ってもみませんでした。
改めて自然界のバランスは保たれているのだと感じさせられました。
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