カラスがベランダで鳴くと不吉なことが起こると言われます。
どうしてそう言われるのでしょうか?
昔からそう言われていたのでしょうか?
本当に不吉なのか、調べてみました。
カラスが鳴くとなぜ不吉と言われるのか
カラスが鳴くと不吉と言われますし、いるだけでも不吉とされることもあります。
どうしてそういう言い伝えがされたのでしょう。
カラスに関する不吉な言い伝え
◦カラスが鳴くと不吉なことが起こる
◦カラスが庭で水浴びをしていると火事になる
などの言い伝えがあります。
他にもあるようですが、カラスが普通に生活しているだけなのに不吉とされているのです。
カラスが不吉とされる由来
カラスが不吉とされる理由としては、真っ黒の見た目が関係しているようです。
日本人にとって黒は悪いイメージの象徴となっています。
勝負事では黒星は負けという意味ですし、黒幕・ブラック企業など悪いイメージとなるものには黒が使われているのです。
見た目が真っ黒なことから不吉というイメージに繋がってきたようです。
カラスが鳴くと不吉なのか
カラスが鳴くのには様々な理由がありますが、先に言っておくとカラスが鳴いているからと言って不吉なことが起こるというのは科学的には実証されていません。
根拠がないのに言い伝えがあるからそう思ってしまうということですね。
地震が起こる前にカラスが鳴いていたという話もありますが、いつも通りだったという話もあります。
カラスはとても頭が良いですし、人とは違った何かを察する能力があるかもしれませんが、だからと言って不吉なわけではないようですね。
カラスは崇められていた
昔は、カラスは今と違ったイメージを持たれていたようです。
簡単ではありますが紹介します。
神話でのカラス
日本神話では、戦いの道中で神武天皇を大和まで無事に案内したとされています。
ギリシアや中国でのカラスは、太陽の使いとされ神話の中に登場しています。
神話に登場する理由はハッキリとされていませんが、鳥類の中で最高クラスの知能をもっているのではないかと言われています。
厳島神社でのカラス
広島にあり、世界遺産にも登録されている厳島神社でも神の使いとして扱われています。
カラスのブロンズ像が神社の入り口に置かれているほどです。
由来としては、厳島神社の姫神が乗った船を一羽のカラスが先導したことにあるようです。
まとめ
現代ではカラスは不吉の象徴とされていますが、神話を含め昔のカラスのイメージを調べていくと神聖な鳥と言ってもいいほど崇められていたようです。
真っ黒に持つイメージが不吉というだけで、カラスを不吉と感じるのは言い伝えによる思い込みのようです。
確かに人にとって都合が悪い行動をとることもありますが、カラスを不吉と解釈するのは間違っているのかもしれませんね。
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