繁殖期に入るカラスは神経質になり、自分たちの縄張り内や巣に近づく者は容赦なく攻撃してきます。
そのほとんどは頭を狙われるのですが、その理由が気になりませんか。
カラスの攻撃について
カラスの繁殖期は3月~7月頃までとされていますが、最もカラスが凶暴化する時期は6月~7月頃のヒナが巣立ちを始める時期だと言われています。
人間に例えれば、子供が歩きはじめる頃と同じように親カラスも目が離せないと言う時期なのかもしれませんね。
そんな時期に自分たちとは違う異種の生き物が近づいているとしたら、落ち着かないのも無理はありませんよね。
野生の世界では巣を離れる事は即、「絶命」を意味するものであり、人間側では「可愛い」と近づいてもカラスにしてみれば敵として見ているだけで意思の疎通などありえない事なのです。
当然のことのように敵とみなし、攻撃してくることは当たり前の事なのです。
しかし、カラスはもともと凶暴な鳥ではなく、むしろ気が弱く自分の倍以上もある人間に対しては危険をおかしてまで近づきたくはないはずです。
それでも攻撃してくると言う事は、それなりの理由があり自分達の子供を守る為に敢えて襲うと言う行動をとります。
カラスは頭を攻撃する
自分達の縄張り内や巣に近づく者は敵とみなし、子供を守る為にカラスも一生懸命である事は確かな事です。
それでも自分よりも倍以上の人間に攻撃をすると言うことは、カラスにとっても恐々と言う感じなのでしょうね。
攻撃するときは決まって後方頭上からになり頭を攻撃する形となります。
襲われたと言う人の確率では、後ろから攻撃されたと言う人が96%で、頭部を狙われた人は95%と言う数字でも表れているほど頭部が狙われていることが分かります。
ひどい人では、流血するほどのダメージもあるので注意が必要です。
帽子を被る事や傘をさす事も防御策としては良いかもしれませんが、巣のある場所には近づかない事が一番いいようです。
まとめ
カラスも子育てに本気で臨んでいる事を理解して、繁殖期には出来るだけ刺激をしないようにすることが大切です。
そして、カラスに狙われないゴミ捨て場の工夫や餌付けをしないなどの対策が必要です。
また、自治体に連絡して巣を撤去してもらう方法もあるので利用してみましょう。
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