鳥類の中でもカラスを好きと言う人は少ないですね。
しかし、カラスは江戸時代から大正時代の頃までは、人々に愛されていたと言われています。
カラスが嫌われる理由
カラスと言えば全身真っ黒で爪の先や鼻の穴の中までも黒色をしており、他の鳥にはない独特な雰囲気を持っています。
しかも雑食である為、ゴミをあさり散らかすことから環境的にも厄介者であり、また小動物の肉や他の鳥の卵なども食べてしまいます。
最も身近な鳥でありながら最も忌み嫌われるカラスですが、江戸時代から大正時代の頃までは普通の鳥と同じように愛され、日本書紀や古事記ではカラスは神聖視されておりました。
また、海外でもカラスは賢くて強いと言うイメージを持たれていたのです。
これが現在のような不吉の象徴などのように忌み嫌われるようになったのは、中国から始まった事と言われており、中国では古くからカラスは不吉な鳥とされてきたことが由来されると言われます。
カラスはなぜ嫌われるようになったのか
日本に住んでいるカラスは、大きく分けるとハシボソカラスとハシブトカラスが多いです。
昔からハシボソカラスは農耕地などで餌を摂っていたものに対して、ハシブトカラスは森林性のカラスで街中ではそれほど見かける事はなかった種類です。
現在、特に都会ではハシブトカラスがほとんどで、年々増え続けているのが現状です。
ハシブトカラスは、もともと森に住む小動物などの肉も食べていたため食に対しては雑食であることから、都会のようにゴミが大量に出される場所は、カラスにとって餌が豊富にあると覚えてしまいます。
当然のように餌のある近くに巣を作る事から、子供を守る為に人間にも威嚇してきます。
そんなところからも、カラスが嫌われるようになったとも考えられます。
まとめ
よく考えればカラスは、当たり前に餌のある場所で子育てをしているわけですから自分たちのスタイルは崩してはいないのです。
これらの環境を作ってしまったのは何が原因なのかと考えると、人間の生活環境が全ての自然形態を破壊してしまったものと思われてなりません。
ゴミの問題など人間の生活環境を一人一人が見直さない限り、カラスは増え続けるものと思われます。
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