何故か不吉な悪いイメージにつながるカラスの黒、なぜカラスは黒いのでしょう。
調べていきたいと思います。
動物の種類によって色が違う
動物の体の色
動物の体の色は、その動物が住んでいる場所や、暮らし方でおおむね決まってくるのです。
動物はなるべく目立たない方が生きやすいのです。
住んでいる風景に溶け込んで目立たなければ敵に襲われることも少なくなります。
また、獲物を捕る時でも捕えやすいのです。
このように、その環境の中で生きていくのに都合の良い色や模様をしたものが、長い年月の間に生き残ったというわけです。
世界のカラス
ヨーロッパには首から胸、腹が白っぽいクマルタラスというカラスがいます。
日本のカラスが黒いのは、おそらく黒い色が日本の森の中では目立たずに都合が良かったと考えられます。
メラニン
人間の場合は「メラニン」というたんぱく質があって、太陽の光に当たって紫外線を浴びるとメラニンで皮膚が黒くなるのです。
カラスが黒いのも同じメラニンの色だそうです。
でも、カラスの場合は日によって黒くなるのではなくて、チアノーゼという酵素が関わっているようなのです。
チアノーゼはメラニンと反応して黒い色を出していますが、カラスは生まれた時からチアノーゼとメラニンを持っており、このためカラスは生来黒いという事です。
全身黒いカラス
全身黒いカラスですが、幼鳥の時は口の中が赤く、その後次第に黒ずんだピンクになり、大人なると完全に口も中も黒くなります。
カラスの年齢はある程度これで分かります。
進化の過程
ダーウィンの意見では黒い個体の方が敵に見つかりにくく、生き残る間にそうなったという事のようです。
カラスは元々黒かったか、生態上黒い方が良かったという事になります。
まとめ
カラスのイメージは真っ黒で、悪いイメージがありますね。
人間の場合「メラニン」というたんぱく質が、太陽の光に当たって紫外線を浴びることでそのメラニンで皮膚が黒くなるわけですが、カラスが黒いのも同じメラニンの色だそうです。
カラスの場合は日に当たって黒いのではなく、「チアノーゼ」と酵素が関わっているようです。
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