カラスを迷惑な鳥だと思う人もいれば、可愛いから好きと思う人もいます。
カラスへの愛情から餌付けをしても、その行為は迷惑になることもあります。
野生の鳥であるカラスは知能が高く、人になつきやすいともいわれていますが、餌付けする方法はあるのでしょうか?
餌付けは迷惑条例違反になるのでしょうか?
調べてみたいと思います。
カラスの餌付けの方法
カラスは人の顔を覚えます。
攻撃されればその人を襲い、餌をくれればその人になつきます。
ですので、カラスの餌付けの方法といっても、決まった場所に餌を持っていけば、カラスは餌を持ってくる人の顔を覚えていますので、問題なく餌付けをすることはできます。
しかし、カラスに安易に餌付けすることはお勧めできません。
人間の勝手な愛情でカラスに餌付けをすることで、餌を自分で調達する本能が失われれば、カラスを不幸にしてしまします。
餌付けによってたくさんのカラスが集まれば、自分以外の人に迷惑をかけることにもなります。
怪我を負って動けないなど、保護する目的以外でのカラスの餌付けは、決してカラスのためになりませんので、しない方がいいでしょう。
もしもカラスを保護した場合は、役所などへ届け出をし、最後まで責任を持って飼いましょう。
カラスの餌付けは迷惑条例違反?
カラスについての迷惑条例は、各市区町村によって違いがありますが、概ね、餌付け・餌やり行為自体は違反にならないことが多いようです。
しかし、餌付けによって周りの人に鳴き声や糞害などの被害が及べば、迷惑条例違反にあたりますので、無責任かつ自分勝手なカラスの餌付けはやめておくべきでしょう。
先にも述べましたが、保護を目的とした餌付けの場合は、保護後、速やかに届を出し、責任を持って大事にして下さい。
まとめ
カラスが好きだから餌付けしたい、というのも理解できますが、考えもなく餌付けをすることは人間のエゴであり、カラスを愛することにはなりません。
カラスに助けが必要である場合を除けば、餌付けしない方がカラスのためです。
迷惑条例違反になる可能性もありますので、やめておきましょう。
カラスは、かしこくて愛情深く、たくましく生きている鳥です。
カラスの住む自然を壊したのは人間です。人間だけが受け身で迷惑を被っているのではありません。
同じ生きるものとして、歩み寄ることが大切ではないでしょうか。
カラスと人間が仲良く共存できる世の中を目指していきたいですね。
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