「カアー、カアー」という鳴き声を聞いて思い浮かぶ動物といえば、カラスと答える人は多いでしょう。
そんなカラスが集団で騒いでいたら少々不気味ですよね。
そこでカラスが騒ぐ理由を調べてみました
そもそも黒いカラスは大きく分けて2種類いる!?
聞き慣れたカラスの鳴き声ですが、その声が微妙に違って聞こえるということはありませんか?
実は、身近にいる黒いカラスは大きく分けて2種類いるのです。
一方は、「ハシブトカラス」です。
特徴はくちばしが太くなっており、くちばしの上側が湾曲しています。
また特徴的な歩き方として両足を揃えて飛んで歩いています。
繁殖期などに人を攻撃したりすることでも知られています。
鳴き声はガラガラと濁った声で鳴きます。
また都会によく生息しています。
もう一方が「ハシボソカラス」です。
こちらはくちばしが細くくちばしの上側に湾曲はありません。
人間と同じように交互に足を出して歩いています。
鳴くときは頭を上下させます。
まるでお辞儀をしているようですね。
鳴き声は「カアー、カアー」という透き通った声です。
地域によって、この2種類のカラスが生息していますが、ハシブトカラスの方が都会に生息しているので、街中で騒いでいるカラスを見つけたら、それはハシブトカラスかもしれません。
非常時には鳴き声で迅速な伝達を!
カラスにとって鳴き声は、ほぼ唯一のコミュニケーションツールです。
つまりカラスが大群で騒ぐということはそれだけ、素早く遠くに伝えなければならない重要なことなのです。
たとえば、ねぐらや巣にいる雛に危険が迫っているときや、仲間のカラスが襲われたりした時などです。
先ほど紹介した2種類のカラスが、なわばり争いをして騒いでいることもあるようです。
また、獲物を捕らえた時などもその喜びから集団で騒ぐこともあるようです。
そして驚くことに、地震の起こる直前にもカラスが集団で騒いでいたという話もあるようです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
カラスが騒ぐには、それ相応の理由があったようです。
また普段見る黒いカラスは2種類あったようです。
皆さんも身近なカラスがどちらのカラスか見分けてみてはいかがでしょうか。
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