北海道のカラスは本島でよく見かけるカラスに比べて大きいそうです。
今回は北海道で見られるカラスについて調べてみました。
カラスの種類
日本で最もよくみられるカラスは、ハシブトガラスとハシボソガラスです。
その他にもミヤマガラス、冬頃に見られるコクマルガラス、日本では数例しか目撃例がないニシコクマルガラス、などがいます。
ハシボソガラスの体調は約50センチ、ハシブトガラスは体調55センチから60センチくらいです。
それにくらべ、ワタリガラスは体調約65センチほどあり、カラス属で最大の種になります。
アメリカやヨーロッパでは極めてポピュラーなカラスで、神話や物語にもしばしば登場します。
日本では、冬季にごく少数が北海度の一部に渡来します。
ワタリガラス
ワタリガラスの特徴は、先ほども挙げた通り、まずは体が大きいということ。
くちばしは太くあまり曲がっていません。
顎の下のボサボサしており、楔形の尾羽が特徴です。
鳴き方は、日本でよくみられるハシブトガラスやハシボソガラスとは違った「カポッカポッ」と珍しい声を出すので、すぐに見分けがつくそうです。
大型動物の屍骸に集まります。
北海道では近年エゾシカの増加をきっかけに、ワタリガラスの渡来も増えてきているそうです。
ワタリガラスは文化的な象徴としても度々登場します。
イギリスではチャールズ2世により、最低6羽のワタリガラスがロンドン塔で飼育されています。
ロンドン塔からワタリガラスがいなくなるとイギリスは滅びるというジンクスがあるそうです。
また、ワタリガラスはブータンの国鳥でもあります。
アラスカ州の先住民の中にはワタリガラスをトーテム(得的の集団や人物に宗教的に結びつけられた野生の動物の象徴)とする部族もあります。
まとめ
ワタリガラスは昔から神聖なものとして言い伝えられているようです。
大きくて美しく黒く凛とした姿はとても素敵です。
本島でよく見かけるカラスに比べてかなり大きいので、近くで見ると迫力がありそうですね。
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