カラスは、常にカーカーと鳴く声ばかりが印象的ですが、人の声を真似てみたり、犬や猫の声を真似して鳴くことがあるようです。
真似て鳴く鳥には、九官鳥が有名ですよね。
九官鳥は、体が黒でそんなところがカラスに似ています。
カラスと九官鳥には何か似ているようなところはあるのでしょうか。
九官鳥とカラスの違いを中心に調べました。
人の言葉を真似る九官鳥とカラス。その違いは?
九官鳥は、スズメ目ムクドリ科に分類されている鳥です。
体は艶のある黒い毛に覆われている鳥ですが、カラスと違ってくちばしはオレンジ色をしています。
カラスは、スズメ目カラス科の鳥です。
どちらの鳥もなかなか頭が良いと言われています。
カラスはどうしてもやっかい者扱いされますが、知能の高さは猿の次といわれるほど頭の良い鳥です。
ただ、人間の言葉を覚えるという面では、九官鳥が優れていると言われています。
それでも、人間以外の他の動物の真似をした鳴き真似を比べると、どちらもよく似ていて互角とも言われることがあるようです。
まさかカラスが、九官鳥と互角に渡り合えるほど鳴き真似がうまかったとは、日頃カラスの鳴き声を聞いているだけにびっくりですよね。
九官鳥もカラスも学習能力があり、賢いと言われていますが、ずる賢さで表されるのは圧倒的にカラスです。
カラスは自分に攻撃してきた人間を数年間は忘れないといいます。
固いクルミの中身を食べるために、自分では割れないクルミの殻を、電車の線路や車が通る道路に置いて割らせて食べるという学習能力もあるようです。
一方、九官鳥にはそこまでの能力があるのかはわかりませんが、人の声を真似してしゃべる能力はかなり優れています。
ただし九官鳥は、ただ真似るだけでその意味を理解しているわけではないようです。
また、他の動物を真似るには、耳の構造も関係してくるようです。
あくまでもその声をしっかりと聞き取れる耳に依存するようですね。
まとめ
カラスはある程度学習しながら行動したりすることがわかっていますが、九官鳥はそもそも頭を使ってしゃべっているというわけではないようです。
単に自分が聞いた音を忠実に再現するという捉え方になるようです。
オウム返しの言葉は、そこからきているようですね。
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