ゴミ収集所のゴミが荒らされているのを見かけたら、だいたいカラスがそばにいたりします。
そんなカラスも夜になると全く姿を現しません。
その理由はカラスの生態にありました。
カラスは夜はどこにいる?
そもそも、カラスは昼に活動をして夜は眠る昼行性の生き物です。
夜になるとねぐらに帰ります。
ねぐらは大抵の場合、数Km離れた大きな森や、神社などに作ります。
また、カラスは集団で一つの森に住むことが多いです。
都心では、明治神宮や豊島岡墓地などが有名なねぐらになっています。
つまり、私たちと同じように夜は眠っているのです。
思わぬメリット、福岡のちょっと変わったゴミ収集!
福岡市といえば、博多を連想する人も多いでしょう。
そんな福岡市のちょっと変わったゴミ出しルールが「ゴミ出しの時間帯は、日没から夜12時まで」というものです。
これは全国にある20の政令指定都市の中でも福岡市だけというとても珍しいものです。
もともとは、高度経済成長の真っ只中であった1961年に「交通渋滞の避ける為」という名目で導入されたものです。
その結果、カラスが眠っている間いにゴミを回収することができゴミを荒らされる事も無くなりました。
偶然にもカラスの生態に当てはまったごみ対策と言えるでしょう。
この夜間回収は、福岡市民の賛同も高く満足度は97%にも及ぶそうです。
余談ですが、福岡のゴミ出しは分別も「燃えるごみ」「燃えないゴミ」「ビン・ペットボトル」「粗大」と4種類しかなく非常に分別も簡単です。
早すぎる朝のゴミ出しに気をつけて!
夜は眠っているカラスですが、実は非常に早起きでも知られています。
その時間帯は、なんと夜の0時〜4時です。
かの有名な正岡子規が「四時に烏、五時に雀、夏の夜は明けぬ」という句を詠んでいるほどです。
なのであまりにもゴミ出しが早いと、カラスの朝ごはんになってしまうかもしれません。
まとめ
福岡市のゴミ収集は、衛生的にもよく朝の交通整理にも繋がるとても良いものですね。
是非全国に広まって欲しいところです。
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