8月ごろになると、カラスがよく鳴くようになりますね。
どうしてなのでしょうか?
調べてみました。
カラスの生態
日本に生息するカラスは、ハシブトガラスとハシボソガラスの2種類です。
これらの体はおよそ32センチから39センチほどで、鳥類の中で、もっとも知能が発達していると言われております。
雑食性で、生ゴミや動物の亡骸を食べます。
その他に、農作物の食害や、昆虫類、小動物、果実、種子、動物の糞なども食べるそうです。
また、獲得した食物を物陰に隠し、後で食べるという貯食行動も行うとても頭の良い鳥です。
カラスの繁殖期
繁殖期は春から夏で、一夫一妻制で協力して子育てを行います。
繁殖開始時期はハシブトガラスが4月中旬から8月、ハシボソガラスは3月中旬から7月、平均して4月から7月です。
繁殖期に入ると造巣行動をし、縄張りが強化されて、若いカラスの侵入を許さなくなり、攻撃的になります。
卵は1日に1個産むと言われていて、約20日で孵化します。
羽化後も10日ほどはメスが抱擁します。
巣立ち
カラスがもっとも神経質になるのが、雛が飛び立つすだちの時だと言われています。
この時期のカラスは巣に近づく人などに対して警戒心が強くなり、危険を感じると両足で反動をつけ蹴るなどの攻撃をされることがあります。
ちょうどこの時期が8月ごろになるのです。
ですから、8月頃のカラスはうるさい、攻撃的ということになるのです。
実際には産卵期は個々により多少ずれますので、8月を中心にその前後は注意が必要です。
まとめ
カラスがさわがしくなるのは、雛を守るための行動だったわけですね。
一夫一妻制で子供が巣立つまでに懸命に守る姿は、人間と同じです。
そう考えると、一般的に厄介者とされるカラスですが、多少温かい目で見られるような気がします。
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