社会的な行動をとりグループを作って生きているカラスでも、時に喧嘩をすることがあるようです。

カラス 喧嘩 原因

カラスの喧嘩について

カラスは自分たちの絶命と言うものを恐れるため、仲間の亡骸のそばには近寄らないと言われています。

グループの中の弱った個体は、寿命が真近い鳥であると言うことから追い出そうとする行動をとります。

弱いものを排除し強いものだけが生き残る、と言うような厳しい自然界の掟のようなものでもあります。

また、営巣期間中は縄張り意識が高くなり、若いカラスや他のカラスの縄張り内への侵入も許さない為、喧嘩と言う形で追いやるようです。

またその喧嘩は激しく長く続くようです。

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喧嘩の原因について

カラスに限らず自然界の動物が争う時は、ほとんどが縄張り争いによるものです。

チンパンジーなども餌場の取り合いでグループ同士の争いはおきますが、ボス猿を中心に活動する為、争いごともそのボス猿の指揮下によります。

しかし、カラスは上下関係を持つような群れにはならず、それぞれに役割がありグループ内で協力して行動する為、権力争いのような事はしないと言われています。

またカラスは餌を見つけたときなど、自分の餌である事を仲間に知らせる習性があると言われており、餌の発見と縄張りを主張する為に騒ぎが始まります。

一度、鳶と激しい喧嘩を見たことがありますが、1羽の鳶が数羽に追いやられている姿には驚きました。

1羽対1羽ならどう見ても鳶の方が勝つだろうと思いますが、カラスは群れで騒がしく鳴くことで鳶を追い払う事をするのです。

縄張りの広さは半径20m~100m内である為、ここから離れるまで執拗に続けられるのですから鳶とて退散もしたくなりますよね。

まとめ

1羽のように単独でいる事は、天敵に狙われやすい為、カラスは群れをなし身を守ると言うように縄張りを持つようです。

たとえ1羽が狙われてもグループで襲い掛かればどんな天敵でも追い払う事はできます。

仲間を作り協力し合って生きているカラスには、人間社会にも当てはまるところがあるようですね。

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