カラスを飼ってみたい!と思ったことはありますか?
カラスのヒナは黒くってフワフワしていて可愛らしいですからね。
賢い鳥だから上手に育てたら懐いてくれるかも。
いやいや、カラスはそんなに簡単な鳥ではありませんよ。
そして根本的な問題、カラスは鳥獣保護法で飼育・捕獲を禁じられているんです。
その理由を探っていきましょう。
カラスは飼育に不向き
カラスは人間社会においては害鳥扱い。
野生で生きていくのが当たり前である鳥を飼育目的で捕獲することは法律で禁じられています。
捕獲した上で命を奪うことがあれば一年以上の懲役、または百万円以下の罰金が課せられます。
またケガをしたカラスや、小さな雛を見つけても基本的には拾わずそのままにしておくことが求められています。
ではなぜカラスは保護法で守られているの?
害鳥なのだから守る必要はない、あんなに沢山飛んでいるのだから一羽くらい飼っても問題ないでしょう?
と思われる方もいるかもしれませんね。
しかし人に嫌われているからこそ保護法で守らなければ乱獲される恐れが出てきます。
農耕地やゴミ置き場を荒らしたり、鳴き声や糞で人を煩わせるカラスを退治したいと思う人は多くいるはず。
もし保護法で守られていなければ人はどんどんカラスを攻撃するかもしれません。
人の手によって生き物を絶滅へ追いやってしまうことは避けなければならないのです。
例外として、ケガをしたカラスの保護を許可するケースもありますが、なかなか厳しいようです。
飼育ともなれば、ほとんど許可が下りることはありません。
成長したカラスを飼育する環境作りは難しいものです。
大空を自由に飛ぶのが本来の姿。
小さな小鳥を飼うのとはわけが違いますからね。
中途半端に飼育したカラスを野生に戻そうと考えても、人の手で育ったカラスは自力で生きていく力がついていません。
また仲間意識や縄張りに厳しいカラス社会。
人の元で育ったカラスが溶け込むのはとても難しいことなのです。
まとめ
もしカラスを保護するようなことがあれば、まずは地域の保護センター、もしくは動物病院、動物園などに相談されてみるとよいでしょう。
そのままにしておいてください。
と言われることが多いようですが。
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