よく、カラスを追い払ったので仕返しに来た、うるさいので物を投げたら仕返しに来たといったような「カラスの仕返し説」はよく聞く話です。
カラスは本当に仕返しに来るのでしょうか?
恨みを持って仕返しをしに来るのでしょうか?
これから調べていきたいと思います。
カラスはなぜ人間を襲うのか?
カラスがゴミなどから餌をとっている時に物を投げたり、うるさいので追い払ったりすれば、カラスは身の危険を感じ、自分や仲間を守る行動として襲ってきます。
カラスの巣を見ただけで襲われることもありますが、これも、カラスが危険な敵から子供を守るための行動です。
カラスは巣を見られることが嫌いです。
特に、上から見下ろされることを極端に嫌います。
カラスに襲われないようにするには、必要以上に怖がらせない、巣の近くに寄らない、覗きこまないようにしましょう。
何もしていないのに襲われるのは、繁殖の時期であることが考えられます。
カラスの繁殖時期は春から初夏にかけてですので、その時期に巣の近くを通ったりすれば、後頭部を狙って襲ってくることがあります。
これも子供を守るための行動ですので、刺激しないよう、巣には近寄らないようにしましょう。
カラスの襲撃は仕返しなのか?
カラスは、自分や仲間を怖い目に合わせたので、仕返しをしているのかというと、そうではありません。
カラスは知能が高く、人の顔や行動を覚えることができますので、一度攻撃されれば、その人の顔を覚え、襲います。
しかし、それは恨みを持った仕返しではなく、また攻撃されるのではないかという恐怖心からの行動のようです。
自分や仲間、子供を守る強い意識が、何度も同じ人を襲撃する理由の一つです。
カラスが人を襲うのは仕返しではなく、自分達を守る方法の一つなのでしょう。
まとめ
カラスは執念深く攻撃した相手を恨んで、仕返しをしに来るのではないことがわかりました。
野生に生きるカラスの生きる術なのでしょう。
カラスを迷惑な鳥だと決めつけず、人間もマナーを守り、ある程度のことはお互いさまとして仲良くできれば、カラスの問題は解決できるのではないでしょうか。
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